小説 第一部

其の一 孫悟空の行方

孫悟空とその仲間達は、苦労の末に邪悪龍を倒した。その後、孫悟空は突如として現れた神龍の背に乗り、何処かに消えてしまった。ようやく地球に平和が訪れたが、残された仲間達の心は晴れなかった。悟空には二度と会えないのではないか、という不安に駆られ...
小説 第一部

其の二 遅過ぎた戦士達

ナメック星に向かう悟飯達一同。しかし、その心中は誰一人として穏やかではなかった。ほぼ勝ち目の無い戦いに向かう事に気が滅入っているのも原因の一つだが、それ以上に悟空の身の上が心配で仕方なかった。 地球を出発してから五日目。とうとう目指...
小説 第一部

其の三 宇宙一武道会

三年の月日が流れた。 悟飯達は再び宇宙船に乗り、宇宙を旅していた。ただし、今回は戦士達だけではない。ブルマやチチ、ビーデルやクリリン家族、その他大勢が同伴していた。つまりは毎度お馴染みのメンバー全員が乗船していたのである。彼等はわい...
小説 第一部

其の四 再会

宇宙一武道会への出場申し込みの最終日となったが、未だに悟空とピッコロは姿を見せなかった。さすがに不安になった悟飯達は、全員で彼等二人の到来を申し込み会場で、やきもきしながら待った。このまま二人が現われなければ、即座に地球に帰る事も検討した...
小説 第一部

其の五 レード登場

宇宙一武道会が開催される日の朝。悟空達を含めた出場選手達は、指定された場所に集まった。そこは町から遠く離れた広大な平原だった。平原の一角に何も映っていない巨大なモニターが設置されており、その周りに武道会のスタッフと思われる五人が、モニター...
小説 第一部

其の六 帝王の一族

「これは、フリーザの息子の一人から聞いた話だがな・・・」 こう前置きしてから、悟空は話し始めた。 「両親が異なる種族の間に生まれた子供、いわゆる混血児は時折、親を遥かに上回る力を持つ事があるんだ。サイヤ人と地球人の間に生まれた...
小説 第一部

其の七 レードとの対峙

次の日の早朝、まだブルマ達が寝ている間に悟空達九人は、自分達が宿泊しているホテルの前に集合した。そして、レードのものと思われる大きな気に向かって飛び立った。それから五分後に悟空達は、大勢の兵士に囲まれた豪壮な邸の上空で止まった。悟空達は、...
小説 第一部

其の八 本選スタート

「今まで何処に行ってたのよ!?どうせ武道会に備えて、皆で一緒に修行していたんでしょうけど、一言声掛けてくれたっていいじゃない!」 悟空達の姿を確認するなり、ブルマが悟空達に対して叫んだ。悟空達が黙っていなくなった事に、ブルマ達は少し...
小説 第一部

其の九 対戦相手決定

宇宙一武道会の組み合わせ抽選会が始められた。選手達は順番に審判に呼ばれ、抽選箱から番号の書いてあるくじを引いていった。引いた番号に応じて、トーナメント表に選手の名前が書き込まれた。全員が引き終わると、トーナメント表は完成した。 第一...
小説 第一部

其の十 宇宙最強の女性決定

パンが気を高めると、髪の毛は金色に逆立ち、体は金色のオーラに包まれた。すなわち、パンは超サイヤ人に変身した。そして、変身を終えたパンは、18号に直ちに攻撃を仕掛けた。 一方、18号はパンが超サイヤ人に変身するとは、想像だにしなかった...
タイトルとURLをコピーしました