2020-10

小説 第一部

其の三十 神話崩壊

悟空は伝家の宝刀である元気玉を使わねばならない状況に追い込まれた。しかし、元気玉はジフーミを倒せるかもしれないが、ジフーミの真正面で作らねばならなかった。 控え室で試合を観戦していた仲間達は、悟空が手を上げると瞬時にして元気玉だと悟...
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其の三十一 わずかな光明

「こ、ここは・・・?」 試合に敗れ傷ついた悟空を、悟飯が控え室まで抱えて戻り、ベッドの上に寝かせ、仙豆を食べさせた。他の仲間達は心配した面持ちでベッドの周囲に集まり、悟空の様子を見守っていた。回復して目を覚ました悟空だったが、当初は...
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其の三十二 奪われたドラゴンレーダー

闘技場に現れた孫悟飯は、颯爽と中央まで足を運んだ。一方、前の試合で重傷を負ったヒサッツは、途中で一回転んだが、悟飯と対面する場所まで、どうにか辿り着いた。 「そんな体でも逃げずに、よく出てきたな。それだけは褒めてやる。だが、試合では...
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其の三十三 脅威の特殊部隊

「お前達にジュオウ親衛隊の事を説明するためには、父ダーブラが失踪した時点から話さねばなるまい」 セモークの三兄弟の長男のシーガは、二十年ほど前の出来事から話し始めた。 「失踪当時、大勢の者が方々を探したが、結局見つからなかった...
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