2021-05

小説 第一部

其の四十五 テキーム版元気玉

テキームが右手を上げると、手の平の少し上の空間に四方から黒い気が集まり、その黒い気は直径10センチぐらいの球形に凝縮された。テキームはその黒い気の固まりを悟空達に投げつけた。実際にテキームが握って投げたのではなく、投げる仕草をしただけだが...
小説 第一部

其の四十六 ピッコロの覚悟

テキームは次々と邪気玉を作り、それ等を悟空達に投げつけてきた。対する悟空達は何の抵抗も出来ず、逃げ回っていた。 パンが逃げ回っている最中にバランスを崩し、よろけた時に邪気玉が襲ってきた。パンは避けられずに邪気玉を喰らうかと思われた丁...
小説 第一部

其の四十七 パン奮闘

対峙したパンとテキーム。パンは真剣な眼差しなのに対し、テキームは微笑を浮かべていた。テキームが肉体を駆使して闘うのは生まれて初めてだが、「こんな奴に自分が負けるはずがない」と言ってパンを軽んじていた。 「馬鹿な小娘だ。折角助かったの...
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