ぜんはん

小説 第一部

其の九十一 神龍の力

遂に魔神龍と戦う事になったベジットは、颯爽と身構えた。ところが、対する魔神龍は、右の掌をベジットに向けて制止した。 「まあ、待て。お前の相手は後だ。まずは、その他大勢の雑魚から片付ける事にしよう」 魔神龍は周りにいる魔族達を見...
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其の九十二 ベジット苦戦

「ヒヒヒ・・・。幾らベジットでも、あの魔神龍に敵うはずがあるまい。親衛隊の敵だ。ボロクズの様に殺されてしまえ!」 魔神龍の凄さを目の当たりにしたジュオウは、先程までの怯えた様子とは打って変わり、落ち着き払っていた。魔神龍の勝利を確信...
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其の九十三 ベジットの逆襲

ベジットの発言を聞いた魔神龍は、大声で笑い飛ばした。 「まだ分かってないな。この俺に戦いを挑むという事は、この世で最も愚かな行為だ」「かもな。しかし、貴様は昔、ナツメグ人によってドラゴンボールの中に封印された。それって貴様が敗れた事...
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其の九十四 最悪の結末

大苦戦の末、魔神龍の撃退に成功したベジットは、再びジュオウと向き合った。 「魔神龍は死んだが、このバリアーは残っているのか・・・。こいつを破るのは至難の業だな」 ベジットは怯えるジュオウを尻目に、彼の周囲に張られたバリアーの突...
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其の九十五 帝王の娘

地球の天界では、重い空気に包まれていた。地球に残ったピッコロ達は、老界王神の水晶玉を通して悟空達と魔神龍の戦いを観ていたが、その結末に驚愕し、誰も一言も発しなかった。悟空達の敗死も衝撃的な出来事ではあったが、彼等はナメック星のドラゴンボー...
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其の九十六 神魔界

「父さん。起きて下さい。父さん」「う、うーん。あれ?悟飯じゃねえか。・・・そっか。オラ、死んだんだっけ」 自分を呼ぶ声に反応して悟空が目を覚ますと、目の前には悟飯が立っていた。そして、悟空は自分がベッドの上に寝かされている事に気付い...
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其の九十七 魔神龍再び

魔界に戻ったリマは、魔王となるための承認を得るためにナツメグ星を訪れた。そして、リマは長老達に会い、魔界王が書いた推薦状を手渡した。推薦状を一読した後、一人の長老が口を開いた。 「魔界王様が薦める人物なら、わし等には何の異存も無い。...
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其の九十八 二人の神龍

ピッコロが見守る中、トランクスと悟天は超サイヤ人3に、パンは超サイヤ人に変身し、ウーブを加えた四人が一斉に魔神龍に向けて飛び掛かったが、魔神龍には簡単に避けられてしまった。四人は懲りずに攻撃を繰り返したが、魔神龍には一度も掠りさえしなかっ...
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其の九十九 魔人ウーブ

魔神龍は、ピッコロの弱点を淡々と語り始めた。 「基本的に神龍は、自分の力を超える者の体に関しては、手出し出来ない。お前の場合、自分より弱い者を自分と同じ強さにまで高める事は出来るが、それ以上の強さにする事は、他人は愚か自分自身に対し...
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其の百 狙われた悟天

逃げ回る魔神龍を、ウーブは執念深く追い続けた。魔神龍とウーブの間には、歴然たるスピード差があったが、それでも魔神龍はウーブに追いつかれて首を絞められた。実は、ピッコロが神龍の力で魔神龍の進行方向に見えない壁を作り、それに気付かなかった魔神...
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