ぜんはん

小説 第二部

其の三十三 全員出動

三日ぶりに地球に帰ったピッコロとウーブは、帰還後すぐにパオズ山で修行中の悟空達に会いに行った。悟空達は、ピッコロ達を心配していたので、彼等の無事な姿を見て安堵した。 「予備の宇宙船を使って探しに行こうかとも考えたけど、範囲が広過ぎて...
小説 第二部

其の三十四 ベジータの親心

地球から何十億光年も離れた、とある銀河の征服の役目を担っているジニア人のドクター・スパインと、その幹部であるスパイン師団を一掃するため、悟空達は分担し、各自に割り当てられた星へと向かった。そして、ベジータは愛娘ブラが操縦する宇宙船に乗り、...
小説 第二部

其の三十五 一対六

激怒しているベジータと、パンツ男レックの戦いが始まった。まずはベジータが突進し、激しい殴打を何度も浴びせた。レックは攻撃を受け続け、ベジータが繰り出した回し蹴りを側頭部に喰らうと、何と頭部が胴体から離れた。ベジータの圧倒的な勝利に、観戦し...
小説 第二部

其の三十六 卑劣な術

ベジータ親子がレックの居る星に向かったのと同時刻に、ピッコロとウーブは、ヤムチャが操縦する宇宙船に乗り、ある星に辿り着いた。彼等が下船すると、そこは一面が砂漠地帯だった。寒暖に強いナメック星人であるピッコロと、地球人乍らも日頃から鍛えてい...
小説 第二部

其の三十七 策士策に溺れる

対戦相手であるグラッシーの催眠術で操られてしまったウーブは、味方であるピッコロを殺せと命じられた。これは同士討ちを狙うグラッシーの奸計である事は明らかだが、それでもピッコロは己の身を守る為に戦わざるを得なかった。そして、ピッコロの傍らに居...
小説 第二部

其の三十八 悟空の苦悩

ベジータやピッコロ・ウーブ組と同様に、悟空もスパイン師団の一人を倒すため、義理の娘ビーデルが操縦する宇宙船に乗り、地球から何十億光年も離れた銀河にある星を訪れた。悟空達が下船すると、そこは気候が穏やかな風土で、二人は地球に舞い戻ったかのよ...
小説 第二部

其の三十九 強さの代償

悟空対デルトイドの戦いは、悟空が圧倒的な力の差で優勢に戦っていたが、デルトイドが何度倒されても平然と立ち上がり、しかも立ち上がる度に強くなっていたので、悟空は少しも勝っている気がしなかった。また、デルトイドの力が増す毎に体が大きくなってお...
小説 第二部

其の四十 仇敵登場

悟空達が分散してスパイン師団の各個撃破に向かったのと同時刻に、トランクスとパンは、ドクター・スパインが居ると言われた星に向けて出発した。悟空達がドクター・スパインの頼みの綱であるスパイン師団と戦うのは、彼等を足止めし、その間にドクター・ス...
小説 第二部

其の四十一 縮まった差

突然、目の前に現れた憎き敵であるハートボーグ五十七号の姿を久し振りに見た時、トランクスとパンは最初こそ驚いたが、やがて沸々と怒りが込み上げてきた。トランクス達二人は、怒りに体が震え、目は血走り、歯軋りまでしていた。五十七号を見た事がないク...
小説 第二部

其の四十二 過酷な仕打ち

トランクス達の窮地を救った悟空達四人は、一同にハートボーグ五十七号を睨んでいた。五十七号も負けじと睨み返しており、その間にパンは、五十七号の足元で傷つき倒れていたトランクスに近付いた。五十七号はトランクスに目もくれなかったので、パンは何事...
タイトルとURLをコピーしました