ぜんはん

小説 第一部

其の七十一 子供になったベジータ?

孫親子に後を託されたベジータと、後が無くなったボレィが対峙した。ボレィは持っていた水晶玉と、ドラゴンレーダーを床に置いた。 「この封印の塔は、ナツメグ人の祖先が一個のドラゴンボールを封印するために築いた建物で、元々は階毎に行く手を阻...
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其の七十二 古代人の遺言

ボレィを倒したベジータは、封印の塔の最上階である五階に上がった。そこにはドラゴンボールが奉られた祭壇と、文字が刻まれている石版以外は何も無い部屋だった。 「ボレィが言っていた障壁とやらが見当たらんが・・・まあいい。ドラゴンボールを手...
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其の七十三 最低の親衛隊

悟空達三人は、次のドラゴンボールを目指して飛行していた。そして、天界では水晶玉を通して、その様子を悟天は不満げに見ていた。 「いいなー、父さんや兄ちゃんばっかり戦って。俺も戦いたいよ」 悟天の独り言に、トランクスが即座に諌めた...
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其の七十四 悪夢の再会

ピッコロ達は黒いピラミッドの内部に潜入したが、中は真っ暗で何も見えなかった。しかし、パンが超サイヤ人となって明かりの役目を果たし、列の先頭に立って歩を進めた。ところが、先頭を歩いていたパンの足場が、大きな音を立てて崩れ落ちた。パンは急いで...
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其の七十五 二人の界王神

アーブラに操られているピッコロ達は、相対している戦士が悟飯である事も分からずに攻撃を開始した。しかし、彼等の第一撃は悟飯に容易く避けられた。ピッコロ達は続けて攻撃を試みるも、またもや悟飯に避けられた。このままでは勝てないと判断したトランク...
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其の七十六 三者三様の戦い

ベジータとアーブラの戦いは、ベジータの速攻から始まった。ベジータは、まずアーブラの左頬を殴り、続けて腹部を蹴飛ばした。蹴飛ばされたアーブラは、体勢を入れ替えて床に着地したが、ベジータは着地した直後のアーブラ目掛けて頭から突っ込み、強烈な頭...
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其の七十七 最強の夫婦喧嘩?

ヘシンが化けた人物―それは悟空の妻であるチチだった。ヘシン改めチチもどきは、本物のチチと同じ様に悟空に嚙み付いた。 「悟空さ!何時になったら働くんだべ?お父の財産も尽きてしまって、生活が苦しいだよ!悟飯も学者を辞めて収入源が無くなっ...
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其の七十八 悟空の贖罪

「俺が手を出せずに敗れるだと?俺を舐めるのも大概にしろ!」「ククク・・・。弱点と言うのは苦手なもの、嫌いなものばかりではない。時には、その逆も弱点となり得る。お前は情に脆そうだから、そこを攻めれば楽に勝てる。俺の言った事が、ハッタリかどう...
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其の七十九 悟空の逆襲

悟飯達の存在に気付いた悟飯もどきは、視線を彼等の方に向けた。 「その様子を見ると、アーブラの術から開放されたようじゃな。もう少し来るのが遅ければ、この二人の命を奪えたのにのう」 悟空もキビト界王神も重傷だったが、両者とも辛うじ...
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其の八十 最強の王と最弱の民

魔界の中で異彩を放つ星。その星の最も高い場所に存在する豪華絢爛な城。その城の玉座の間に居る一人の魔族。その魔族の名はサキョー。かつてジフーミ達がドラゴンレーダーを持ち帰ってジュオウと謁見した際、ジュオウの側に立って進言していた、あの時のジ...
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