小説 第一部

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其の百一 箱入り娘の初陣

魔神龍と対峙したアイスは、背中に背負っていた長さ一メートル程の棒を手に取った。まずは慣れた手つきで棒を片手で振り回し、それから棒を両手で握って身構えた。そして、アイスは魔神龍に飛び掛かり、何度も棒で突いたが、魔神龍には容易く避けられてしま...
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其の百二 超三つ目人

魔神龍は自身の背後に立った人物と向き合うため、後ろを振り向いた。そこには、新しく魔王になったリマが立っていた。 「新魔王様が何の用ですかな?」「魔神龍。お前を殺しに来た」「ふっふっふっ・・・。大きく出たな。そんなに腕に自信があるのな...
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其の百三 レードの駄目出し

劣勢である魔神龍の勝利を断言するレードの発言に、ピッコロ達は一同に首を傾げた。 「どうして魔神龍が勝つって言い切れるの?一方的にやられているじゃない」 アイスは間髪入れず、レードに質問した。 「一見すると魔神龍は負けてい...
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其の百四 魔神龍の誘い

レードは魔神龍に側面から接近し、脇腹に飛び蹴りを見舞ったが、魔神龍に既の所で避けられた。レードは上空に逃れた魔神龍を追いかけ、懲りずに何度も攻撃を試みたが、魔神龍には全て回避された。レードは見切りを付けて攻撃を止め、両者は上空で向かい合っ...
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其の百五 捨て身の作戦

魔神龍に味方するだけで貰える破格の報酬に、レードの心は激しく揺れた。レードには自分達を裏切るのに何の躊躇もない事が分かっていたので、ピッコロ達は不安を抱きながら成り行きを見守った。そして、レードは熟慮した後、ゆっくりと口を開いた。 ...
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其の百六 史上最強の元気玉

共に元の体の状態に戻ったレードと魔神龍は、双方同時に身構えた。ピッコロ達は、二人の戦いに巻き込まれないために後方に退いた。ピッコロ達が退いた後、魔神龍はレードに正面から飛び掛かり、浴びせ蹴りを喰らわせた。蹴られたレードは、すぐに態勢を立て...
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其の百七 魔神技披露

早くも気を最大限に高めた悟飯とベジータは、二人揃って魔神龍に飛び掛かった。しかし、悟飯達の同時攻撃は、魔神龍に惜しくも避けられてしまった。初回の攻撃は避けられたが、二人は攻撃を続けた。もし彼等の攻撃が一回でも命中すれば、魔神龍といえども大...
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其の百八 誤算

吸収によって更に力を増した悟飯とベジータは、魔神龍と対峙した。ところが、気の大きさは悟飯達の方が圧倒的に上だが、真剣な眼差しの二人に対して、魔神龍は何故か笑みを浮かべていた。それどころか、魔神龍は悟飯達を挑発した。 「さあ、来い!こ...
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其の百九 魔神龍の本心

「この俺の化けの皮を剥ぐだと?面白い。何を、どうやって剥ぐつもりだ?」「俺は、これまで様々な奴と戦ってきたが、お前は奴等と大きく掛け離れている。神龍の力が使える事ではない。お前からは闘志が全く感じられないんだ。そのために俺は、お前に違和感...
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其の百十 怒りの魔神龍

魔神龍は神龍の力を使えなかった事に激しく動揺した。レードは魔神龍が狼狽する様子を観て笑みを浮かべながら、力を使えなかった理由を説明した。 「ここに来る前、お前は神龍の力を思っただけで使えると聞いていた。しかし、実際には聞いていた話と...
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