界王拳の弱点

悟空がベジータと初めて戦った際、悟空の戦闘力が八千以上なのに対し、ベジータは一万八千だった。ただし、このベジータの戦闘力は、フリーザ軍に居た時の数値なので、地球来襲時は更に上だったかもしれないが、ここでは分かり易くするために一万八千とする。

劣勢の悟空は界王拳を使うが、二倍でも歯が立たず三倍まで高めた。ここで初めて悟空が優勢となったが、次の技の打ち合いでは拮抗状態となった。かめはめ波とギャリック砲の対決だが、ベジータは「そっくりだ」と言っていたので、この二つの技に優劣は無いだろう。にも拘らず互角の展開となったのは、悟空のパワーダウンが考えられる。攻撃を受けたダメージで戦闘力が落ちた可能性もあるが、それはベジータも同様である。

この時の悟空は、三倍界王拳を使ってもベジータと互角なので、戦闘力が六千まで落ちたと考えられる。悟空は更に四倍界王拳まで使うが、ベジータは四倍界王拳かめはめ波を喰らっても割と元気だった。この時の悟空は、戦闘力が五千位にまで落ちたのではないか。

この様に界王拳は、体への負担が大きく、すぐに力が減少してしまう。これが界王拳の弱点である。

時は移り、悟空はフリーザ戦でも界王拳を使った。以前の考察では、悟空が開始直後から界王拳を使っていたと述べたが、それを訂正したい。初っ端から使っていたら体が持たないし、戦闘途中でピッコロは悟空が「本気じゃない」と指摘していた。悟空が本気じゃないのに体に無理がある界王拳を使うなんて考え難い。よって悟空は、途中まで界王拳を使わずに戦っていた。

フリーザは五十パーセントの力で十倍界王拳を圧倒していた。しかし、続く二十倍界王拳では逆に圧倒された。最後のかめはめ波は片手で防いだが、これは悟空が大幅にパワーダウンしていたからだと思われる。その後にフリーザは、「な・・・なんであいつにあんなすさまじいパワーが・・・・・・」と悟空の二十倍界王拳の強さが自分の想像以上だった事に驚愕した。よって、フリーザの最終形態(この時点では)の戦闘力は、悟空の十五倍前後だったと推測する。

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