小説 第一部

其の五十一 苦い青春の思い出

老界王神の儀式が開始されてから一日が過ぎた。既に儀式は終了し、次のパワーアップの段階に入っていた。老界王神と悟飯は腰を降ろし、老界王神は悟飯に向けて両手を翳し、ひたすら念を送っていた。そして、その老界王神のパワーアップが完了するのを待ち続...
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其の五十二 待望のリベンジマッチ

「邪悪な気は、この場所に向かっている。間違いなく戦闘になる。でも、ここで戦うわけにはいかねえ。誰もいねえ場所に移るぞ」「気をつけて下さい、お父さん。パワーアップが終了したら、すぐ俺も行きますから」「心配いらねえぞ、悟飯。ここで大人しく朗報...
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其の五十三 脅えるジフーミ

悟空はジフーミに正面から突っ込んだ。対するジフーミは迎撃態勢を取って待ち構え、悟空の接近に合わせて右のパンチを繰り出した。しかし、当たったかに見えたジフーミのパンチは空を切り、一瞬でジフーミの背後に回った悟空の右エルボーがジフーミの後頭部...
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其の五十四 盗まれた必殺技

「お、俺に勝ち目が無いだと?合体したからといって、何が変わるというんだ?」「まだ気付いていないのか?だったら、すぐに教えてやろう。俺の凄さをな」 ゴジータは一瞬でジフーミの真正面に移動し、ジフーミの左頬を右の拳で殴った。続けてゴジー...
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其の五十五 形勢逆転

フュージョンによってパワーアップを果たしたジフーミは、ゴジータに向けて光弾を放った。ゴジータは回避のため上空に飛び上がったが、ジフーミも飛び上がってゴジータの後を追ってきた。そして、ジフーミがゴジータに追いつくと、右の拳を突き出してきた。...
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其の五十六 悲願達成

悟空は依然として元気玉を作り続けていた。しかし、その作業は余りにも時間が掛かった。最初の内は余裕の表情を浮かべていたジフーミも、時間が経つに連れて段々と苛立ってきた。 「一体、何時まで待たせる気だ!あんな物で本気で俺を倒せると思って...
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其の五十七 ヒサッツの企み

苦労の末に宿敵ジフーミを打ち破った悟空達。ピッコロは胸を撫で下ろし、パンは諸手を上げて喜んだ。肩の荷が下りたゴジータは、すぐ側にいたトランクスや悟天と共にピッコロ達がいる場所に向かって飛行した。ジフーミが死んだので、地球の危機は去ったはず...
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其の五十八 悟飯参戦

ヒサッツは足元で倒れている悟空達を見て、止めを刺そうと右手を上げた。しかし、ヒサッツが右手を振り下ろす前に、複数のドーナツ状の気がヒサッツに降り注いでヒサッツの体を締め付け、ヒサッツの体の自由を奪った。ヒサッツが首から上だけ動かして上空を...
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其の五十九 悟飯の超絶パワー

悟飯とヒサッツは、激しく睨み合った。その悟飯の背に向けて、パンが叫んだ。 「パパ!早くヒサッツを倒して!そうしないと、お爺ちゃんとベジータさんが死んじゃうの。二人はヒサッツの技を喰らったせいで、呪われてしまったの。呪いの元であるヒサ...
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其の六十勝利か死か

パンを人質に取られ、絶体絶命のピンチに陥った悟飯。その様子は、悟空達ばかりでなく、天界にいる界王神達も水晶玉を通して見物していた。 「ふーむ、こりゃまずいのう。このままでは悟飯の奴、自らの命を絶ってしまうぞ」「何か手は無いものか・・...
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