小説 第一部

其の六十一 再び魔界へ

悟空とベジータは、修行するという名目で何処かに飛び去り、それから戻ってこないまま夜を迎えた。ブルマやチチは、明日に再び魔界に出撃する戦士達を激励するために、ブルマの家で食事会を開いていた。しかし、会が始まっても悟空達は帰って来なかった。 ...
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其の六十二 魔界の女戦士

悟空達を見送ったピッコロ達は天界に移動し、悟空達の姿が映し出されている老界王神の水晶玉を食い入るように見つめていた。しかし、大人数で見るには水晶球が余りにも小さ過ぎた。チチは見難さを嫌がり、老界王神に不満を漏らした。 「界王神様。こ...
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其の六十三 魔界の長老

ドラゴンボールを目指して飛行していた悟空達三人は、ボールの反応がある星に到着した。すぐに悟空達は反応があった場所まで移動しようとしたが、見覚えある風景に啞然とした。 「あれ?ここってナメック星?何で魔界にナメック星があるんだ?」「違...
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其の六十四 封印の塔の死闘

正体不明の謎の戦士は、悟空に挑発されても一向に動こうとはしなかった。身構え、悟空の出方を慎重に窺っていた。その佇まいを見て、悟空は相対している戦士が並みの実力ではないと悟った。 この謎の戦士は黒い兜を被っているが、武装しているのは頭...
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其の六十五 カラフルな奥義

四人のルーエは、各々が手の平を合わせて念じ始めた。すると、ルーエ達の肌が、それぞれ別の色に変化した。一人目は赤、二人目は青、三人目は黄色、四人目は白に変色した。悟空達が驚いたのは、言うまでもなかった。 変色が終わった四人のルーエ達の...
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其の六十六 三度目の対戦

ルーエの亡霊を倒した悟空は、悟飯やベジータと共に封印の塔の三階へと進んだ。まだ三階には、ボレィが召喚したゴースト戦士は居なかったが、悟空達は今の内に四階へ上がろうとはせず、律儀にも敵の出現を待った。 「さーて、次は俺の番だ。俺を本気...
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其の六十七 執念の復讐鬼

悟飯とヒサッツは、手四つで力比べを行った。この勝負は悟飯に分があり、ヒサッツは悟飯に押されて両膝を曲げた。悟飯の優勢は続き、ヒサッツは床に背を付けるまで押し込まれた。ところが、ヒサッツは悟飯の腹部に自分の両足を絡ませ、締め上げた。悟飯は両...
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其の六十八 完全決着

悟飯は悟空達の助太刀を断り、ヒサッツと向き合った。そんな悟飯を、ヒサッツは苦々しく睨んだ。 「俺の弱点を突くだと?馬鹿め!お前も知っての通り、俺は三人の親衛隊の魂と融合し、全てにおいて完璧な存在となった。俺に弱点など存在しない」 ...
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其の六十九 究極生物登場

苦労の末にヒサッツを倒した悟飯は、悟空やベジータと共に四階へと歩を進めた。そして、四階には一人の魔族が立っていた。背はクリリンと同じくらい低く、大きな目を持ち、右手にはドラゴンレーダー、左手には水晶玉が握られていた。その魔族がボレィだと悟...
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其の七十 超人対超獣

悟空とベジータはフュージョンでゴジータとなり、超サイヤ人4に変身した。ゴジータはジフーミ戦の時以上に気を高めたが、更に気を溜め続けたゴジータの体が徐々に変化してきた。激しい炎の様相をした黄金色のオーラに全身を包まれ、胸毛が胸を完全に覆い、...
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