小説 第一部

其の八十一 サキョーの野望

「さあ、城の中へ案内します。どうぞ中へ」 サキョーは招かれざる客どころか、敵であるはずの悟空達を、客人として城の中へ誘った。サキョーの考えが全く読めない悟空達だが、勧められるまま城の中へ入った。悟空達は城の中を警戒しながら、ゆっくり...
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其の八十二 御飯になった悟飯

長かったジュオウ親衛隊との戦いも、いよいよ大詰め。遂に悟空達は、ジュオウ親衛隊最後の刺客であるサキョーとの対決の時を迎えた。 「お一人ずつ戦いますか?それとも、全員で一斉に戦いますか?どちらでも構いませんよ」 いざ決戦の時を迎...
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其の八十三 魔法の鏡

悟空達は三人揃って身構えたが、対するサキョーは悟空達の方を見ずに天井を見上げ、しかも腕を組んで次に何の魔法を使うか楽しそうに考えていた。そして、サキョーは次に使う魔法を決めた後、とても戦闘中とは思えない事を提案してきた。 「今からゲ...
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其の八十四 サキョーの最大魔法

フュージョンして一気に形勢逆転したいゴジータは、何度かサキョーに攻撃を仕掛けたが、サキョーの前に立ちはだかる光壁に遮られ、全ての攻撃が届かなかった。そこでゴジータは戦法を変え、サキョーを挑発して自発的に光壁を解除させようとしたが、サキョー...
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其の八十五 悟飯死す

悟空とベジータは、行方不明になった悟飯を探すために周囲の気を探っていた。その時、遠くからギルが悟空達の元に飛んで来た。悟飯の事で頭が一杯だった悟空達は、ドラゴンレーダー兼ドラゴンボールの運搬係であるギルの存在を完全に忘れていた。しかし、悟...
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其の八十六 最強対最強

およそ二十年ぶりの登場となったベジット。悟空もベジータも、二度と分離する事はないと承知しつつも、憎き敵サキョーを倒すために自分達の未来を捨てる覚悟で合体を完遂した。一方、ベジットと向かい合ったサキョーは、舌打ちをして不快感を露にしていた。...
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其の八十七 親衛隊の最期

ベジットとサキョーの意地と野望が交錯する戦いも、いよいよ終盤戦に差し掛かっていた。流石に疲労の色が見え始めたベジットだが、彼の自信に満ちた発言を、サキョーは一笑に付した。 「何を言うかと思えば経験だと?そんなもの俺には必要ない。俺に...
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其の八十八 ジュオウ捕縛

サキョーの城に負けず劣らず荘厳な城。その城の奥の一室に一人の魔族が居た。今は亡き七人のジュオウ親衛隊を使って魔界を大混乱に陥れたジュオウである。しかし、そのジュオウは以前までの毒気が消えており、現在は非情に狼狽えていた。 「まさかサ...
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其の八十九 魔界の神龍出現

縄で縛られたジュオウは、シーガの前に引きずり出された。シーガは主君の仇であるジュオウを今すぐ殺したかったが、感情を押し殺してジュオウに質問した。 「ジュオウ。何故、ルーエ様を裏切った?貴様がルーエ様に仕える宮廷魔術師だった時、ルーエ...
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其の九十 魔神龍への願い

悠久の時を経て、遂に呼び出された魔界の神龍。魔神龍と名付けられた神龍は、全世界を滅ぼすかもしれない悪魔と伝えられてきたが、呼び出されてから現時点までは特に目立った動きもなく、願い事を言われるのを静かに待っていた。そんな魔神龍に対し、願いを...
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